良い意味でも悪い意味でも。
出来る限り正直に、書ける範囲で今年1年を振り返ってみようと思います。
年明けからいきなり、制作面の意見の違いで、一人で音楽を作ることになりました。
こう、、、誰も知らないところで苦労してたんです。
会社も、身内も、誰も知らないところで。
それを抱えきれなくなって、こうなってしまったんですな。
んで、スパークリング☆ポイントのCDにアレンジャーとして参加し、
GIZAデビューを果たしました。
思えばこれも、上に書いた制作面の意見の違いを生む
きっかけになったのかもしれないのだけれど。
そして愛内里菜さんのシングルで、初めてオレらしい仕事が出来た感じがしました。
「PRECIOUS PLACE」のアレンジ。
会社がオレをうまく活用してくれたというか、、、
きっとオレが一番活きる居場所を提供してくれて。
それにまさかGIZAでガンダムが絡む仕事を出来ると思っていなかったので。
とにかくチャンスを逃したくなくて、、、
短い時間で死ぬ気で挑んで作ったのがあのアレンジなんです。
ゲームのファンの皆さんや、愛内さんのファンの皆さん、
両者が概ねこのアレンジを受け入れてくれたことは
オレにとってホントにすごく嬉しかったっす。。。
その後、愛内さんのアルバムに2曲参加することになったんですが、
これはオレの中では両手離しで喜べませんでした。
元々、音楽集団サウンドグループで制作された曲を、
改めて作り直してGIZAで発表することに
ものすごく迷いましたし、何よりオリジナルを唄うボーカルさんに申し訳なくて。。。
確かに元の作品はオレの作曲・編曲したものではあるんだけれど、
それは決してオレ一人の所有物じゃなくて、
聴いてくれた人のものであったり、ボーカルのものであったり、、、
とにかくオレ一人のものでなくなっているものを、
オレの判断で、いくら愛内さんとは言え、ぱっと差し上げることに
どこか違和感があったんですネ。
そして愛内さんが唄うことで、過去にあったものはほとんどなかったことになり、
愛内さんのオリジナル曲として世に浸透していく。。。
オレ自身愛内さんのファンでもあったし、本当に本当に悩んで、、、
結果、アルバムに収録して頂く運びとなりました。
オリジナルを歌っていた人らに承諾を得て。
(一人はつかまえられなかったけど、、、)
だからもしあの2曲のオリジナルを知ってる人は、
どうかそっちも忘れないでやって下さい。。。
未だにそれをどうすることが良かったのか、答えを見出せずにいます。
ただひとつ、正しかったか正しくなかったか指標として、、、
mixiミュージックのランキングとか見て、
「REASON」と「モーニングエール」が
アルバム曲なのに未だに多くの人が積極的に聴いてくれていること。
これが本当に嬉しいっす。
ファンの人に大切にされる曲として、受け止められて良かったというか。。。
悩んだ末に愛内さんに唄ってもらって良かったというか。。。
それが時間を追うごとに自分の中で消化されていくことにつながっていくんだと思います。
ただ、自分自身がオリジナルである「intersection」と「Summer Vibration」の
犠牲の上に成り立っていることを、オレ自身は決して忘れず、
その十字架を背負って生きていこうと思います。
いつかJASRACに申請して、オリジナルも世に出してやりますよw
で、愛内さんのDELIGHTツアーを見に行きました。
これは本当に度肝を抜かれたというか、、、
1000人レベルのライブで自分の制作した曲が演奏されて
お客さんがブァーーーーって盛り上がってる状況が、もうワケわからなくてw
混乱しましたw
夏を過ぎた頃からとにかく、ああ、今年はオレ厄年なんだなって感じでした。
宇宙で一番信頼していた人に実は当たり前のように嘘をつかれていて裏切られたり、
これでもかってほどにズタズタに傷付けられたり。
そのせいで心の方の病気を患い医者に通うことになったり。
今も食事を満足に取れなくて、どんどん体重が落ちてます。
そんな状況になったせいで音楽制作もうまくいかなくて。
うまくいかなくて余計にへこんだり。
へこんでまた音楽作れなくて。
ものすごい悪循環。
その悪循環に、本当にいろいろな悩みも重なって、、、
自分が今、何をすべきなのか、どう生きるべきなのかを心の奥底から考え、
今ちょうど、その悪循環から抜け出そうと必死でもがいているところです。
今年の教訓はひとつ。
「信頼関係は崩れるのは一瞬だけど、
築き上げるには多くの時間がかかる」
手に入れたものは大きかったけど、
失ったものはもっと大きかったって感じの1年でした。
ただ、今オレの中でひとつ「答え」が見つかりそうになってます。
その「答え」については、2007年の抱負と共に、少しだけ発表しようと思ってます。
2007年は『津久井箇人』って人間の本当の価値を、
真価を発揮する1年にしてやりますよ。
音楽を始めてから、きっと一度も見せられていない本当の『津久井箇人』を
初めて皆さんにお見せすることになると思います。
あんまり期待せずに、期待して待ってて下さいw
あ、あと今年の抱負であった「自分を越える」というのは
達成出来たんじゃないかとは思ってます。
ただそれを突き詰めるが故にプレッシャーもたくさん生んでしまったことは反省。
さて、2007年の抱負はどうしようかな?w