関係者としても全く接点がなく、、、
それでも「J-POP」の大ファンである以上、坂井泉水さんが亡くなったことは
自分にとってすごい残念で悲しい出来事でした。
あの一報以降、どこか心にすきまが出来たような感覚におそわれ、
それが何であるかわからずに、ここ何日かを過ごして来ました。
関係者とは全く呼べない関係者だけど、
同じグループに属したクリエイターとしての自分勝手な連帯感、
遠い目標として、遠い憧れの存在としてなのか。
それともファンとしてなのか。
ここ数日、オレにしては珍しく出かける機会が多く忙しい日々を送っていたのですが、
今日やっと時間が空いたので、行ってきました。
鳥居坂の事務所に設置された、献花・記帳台まで。
すきまが出来たような感覚が、オレにとって何なのか確かめるためにも。
場所に着くと、沈痛な面持ちのファンの方々がたくさんいらっしゃって
流されるDVDの映像を取り囲みながら、
思い出をかみ締めるように見入って、ときには空を仰いでいらっしゃる方もいました。
親切なスタッフの方たちに案内され、記帳台へ進み、
いざ何を書こうと思ってもあまりイイ言葉が出て来ずに。
情けない文章となってしまったけれど、
残念な気持ちと、感謝の気持ちと、お疲れ様の気持ちを書きました。
献花台へ行くと、坂井さんが写真の中でこちらを見つめていました。
花や手紙に今にも埋まってしまうんじゃないかというぐらい、
たくさんの方々からの気持ちがそこにはありました。
もう献花台設置も最終日だというのに、こんなにも。
心の中で坂井さんに語りかけたあと、その場から去ろうとしたとき
ふと足が動かなくなってしまいました。
着いたときに横目で見た、DVDの映像を囲むファンの皆さんが、
なぜそこで立ち止まり、映像を見て、声を聴いているのか、
少しだけわかったような気がします。
自分も、遠くからその映像から流れる彼女の声に耳を澄ませ、
しばらく聴き入っていました。
目の前にある献花台、記帳台、坂井さんの写真、
黒い服を着て案内を務めるスタッフさん、流れるDVD、ファンの皆さんの表情。
この状況がそろって、坂井さんの歌声を聴いて、
初めて坂井さんがもう旅立ってしまったんだということが、
自分の中で現実として理解できたんだと思います。
ファンの皆さんからしたらとてもあつかましい行動だったかもしれないけど、
どうかオレも一緒に、ZARD坂井泉水さんが逝ってしまったことを悲しませてください。
本当の関係者の皆さんからしたらとても迷惑なのかもしれないけど、
一緒に仕事が出来なかったことを、悲しませてください。
その両方の気持ちが合わさって、こんな気持ちになっているんだと思います。
ファン以上に悲しんでいるかわかりません。
関係者以上に悲しんでいるかもわかりません。
けれど、自分なりに思いを募らせ、巡らせています。
それが、心のすきまの答えなんだと思います。
表現がわかりづらくてすまんです。。。
でも人それぞれのZARD坂井泉水さんへの想いは、
人それぞれが人それぞれに持っていればイイものだと思うので。
オレはオレの中だけのZARDを。
あなたはあなたの中だけのZARDを。
まだ、この現実を受け入れたくない気持ちは残っているけれど、、、
それはゆっくりと時間をかけて整理していこうと思います。
だからこれからもZARDの音楽、坂井さんの声をずっと聴き続けます。
整理がつくまで、そして整理がついたあとも、ずっと。
あ、今日の東京の天気。
もくもくと昇る夏のような雲と透き通る青空の組み合わせが、
ポータブルプレイヤーから聴こえてくるZARDとすごくマッチしてました。
え〜と、次の記事からはしんみりムードを断ち切っていくのでヨロシクお願いします!