ちなみに、去年の振り返るはコチラ。
今年の新年の抱負的な記事はコチラ。
さてさて今年はどのような年であったかというと、、、
前半と後半で全然違う1年だった気がします。
前半はここ数年のペースを取り戻した感じ。
去年よりも音楽の仕事のほうを頑張っていたように思います。
発注された楽曲制作をこなし、その感覚に自分を戻していくというか。
そのような中で「初音ミク」も加速していきました。
仕事と並行して「初音ミク」の音楽を作り、
本当にワケのわからない日々を送ったりもしていましたがw
「初音ミク」を通して、音楽を発信することの意味には
今の音楽とインターネットの関係を理解している人には
すごく重い内容が含まれていることを感じているかと思います。
その中で今年のはじめに書いた通り、
誰も損をしない発信する形をとにかく模索していました。考えてました。
後半はいつもとは違うところで音楽を。
半分フリーランスである立場を活かして、自分の楽曲を聴いてもらう機会を
とりあえずどんな形でも増やしてみたかったんです。
まず聴いてもらって、知ってもらわなければ、何も起きません。
それはリスナーさんであっても、業界の関係者の方に対しても。
まず聴いてもらうこと。
それを考えていました。
流行の音楽が定まらない今だからこそ、
流されず、自分のスタイルをしっかり守ることが
とにかく重要であるのかなぁとも思っていました。
去年の冬頃からずっと、今年1年中考えていたことが実を結んだのが
初音ミクのアルバムをiTunesで配信させてもらったことでした。
音楽を発信する新しい形、著作者と管理会社との新しい関係の、
そのひとつであるとはっきりと思えるし、
自分のスタイル、自分らしさをあえて前面に出した内容のアルバムにすることが出来ました。
それが一時的とは言え、iTunes全体のTOP20圏内まで食い込んだことは、
何か新しいことが出来る証明なのかとも思います。
13曲入り900円で販売しても、著作者には今までの音楽と同等以上に
十分に還元されるこの仕組みを、
もっと広めることが「ミュージシャン」と呼ばれる人のモチベーションを上げると思うし、
これから必要とされるリスナーとクリエイターの関係なのではないかと。。。
そして流行りに乗っかったジャンルじゃなくても、
きっかけさえあれば聴いてもらえるし好きになってもらえる、、、
その選択肢を発信者側が決め付けるような従来の流れとは逆に、
リスナーに決めてもらう形でも十分に理解が得られることもわかりました。
もちろん「初音ミク」の力、クリプトン社の力を借りなければ
為し得なかったことなのは理解しています。
でも、これから考えなきゃいけないことは、
「初音ミク」に頼らずとも、こういった形で音楽を配信して、
きちんと評価されていくような環境が整えていかなきゃいけないこと、、、
それが一番なんじゃないかと、そう思っています。
そこに「VOCALOID」と「人間」の隔たりなんて必要ないじゃないっすか。
最後には、バーチャルも現実も、ロボットも動物も、
隔たりなく、きちんとしたマナーを持って接し合えて、
皆が幸せになるような楽しい世界を。
本当にそう思っています。
発売から1年以上経った「初音ミク」が、まだオレらを支えてくれている間に、
オレらはその先のことを考えなきゃいけないんだと思います。
「初音ミク」が「もう無理すww」って言ってオレらを支えられなくなったとき、
今度はオレらが「初音ミク」を支えてあげられるような。
そんな環境を整えて、考えていかなきゃダメっす。たぶんw
まぁ今年はとにかくイレギュラーな体験が多すぎましたwww
来年は、、、いや、2009年の抱負は2009年に入ってからまた書きましょうw
それではみなさま、良いお年を!!!!
ラジオで「アニソン三昧」聴く?w
いや、別にあえて聴かなくても1年中アニソン三昧でしたがww