Livedoorニュース
地上デジタル放送を広めるために登場したキュートなイメージキャラクター・地デジカ。“地デジ化” を目指すために鹿をモチーフにして作られたキャラクターで、フジテレビ社員がアイデアを出し、著作権は日本民間放送連盟が持っている。しかし、登場して間もないキャラクターであるにもかかわらず、二次創作キャラクターが登場し、問題となっている。
二次創作キャラクター化された地デジカは、美少女や萌え系のイラストになっているものが多く、なかには卑猥なイラストも存在している。このことに対して日本民間放送連盟は「許されるものではない。断固、厳しく対応する」と当編集部の取材にコメントした。
「地デジカは日本の地デジ化を推進するキャラクターなので、ブログに一般の人が地デジカのイラストを掲載した場合、地デジカを広めるという効果を期待し、暗黙の了解で掲載を許すことはあるのでしょうか?」という取材班の質問に対し、日本民間放送連盟は「地デジカの著作権ですが、世にある他のキャラクターと同様、無断掲載には厳しく対応していきます。一般のブロガーの方がブログに掲載したり掲示板に載せることも、著作権の問題がありますので黙認することはしません」とコメント。
また、「特に、二次創作キャラクターの作成や掲載につきましては、許されるものではありませんので、見つけ次第、厳しく対応していきます」とのことで、地デジカをもとに美少女や萌え系のイラストを創作することは断固として許さない方針のようである。二次創作キャラクターに関しては、地デジカのイメージの妨げになる可能性があるとの事で、厳しく管理していとのこと。確かに、本家の地デジカより萌え地デジカが人気になってしまったら問題である。
掻い摘んだ内容に上手くできなくて全文引用すみません。
これは視野が狭すぎると言わざるを得ないっす。
もちろんエロやらは度が過ぎたら取り締まるのは、
ある程度仕方ないと思うし、派生イラストを描いている側も
そのリスクは重々わかっていると思うし。
問題は、「ネタ」程度のものや、本気でカワイイと思って二次創作したものを
全てひっくるめて「厳しく対応する」としたことだと思います。
極端な表現だけど、インターネットでイラストをアップする層の多くは
テレビやマスコミというメディアに大きな関心を寄せている層ではないと思います。
ソースがなく感覚的なもので申し訳ないのですが。
今回の発言はそういう人たちが、二次創作をきっかけに地上デジタル放送を知ったり
結果的にどういうものか理解を得たりする、
そういう絶好の機会を自ら削り減らすようなものだと思います。
もちろん既存の著作権は理解出来ますし、勝手に人の著作物を派生させることが
全て正しいことだとは言いません。
けれど、この「地デジカ」というキャラクターが、そのキャラクターの1次創作のみで
地デジへの理解・普及、キャラクターとしての認知を深めていけるものとは
到底思えないのです。
誕生したばかりのキャラクターがなぜここまで話題になっているのか、
どういった性質、意味合いで話題になっているのかを、よく理解すべきです。
もし「良識の範囲内でなら二次創作は黙認することになるでしょう。
ネットを通した地デジ普及に力を貸して頂けることにつながれば良いと思います。
でもおまいらエロパロは自重しろよw」
とか発言していればどれだけ良い流れを生み出したことか。
なんというか、ネットの派生も大きなきっかけになって認知度を高めたキャラクターって
ここまででも既に沢山いるじゃないっすか。
ドアラとか、せんとくんとか。
全てとは言わないけれど、ここらへんのキャラは
ネットでの派生を黙認(一部暗黙で歓迎)してるぐらいなもんで。
地デジとネットは行き着く先に対立の構図が待っているんだから、
地デジカをきっかけに対立構図を緩めるぐらいの度量は欲しかったっすね〜。
タイトル100年愛されるキャラクターのつくり方
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