前回の記事にコメントががっつり付いておりました。
VL-SCRAMBLEに参加した理由一部誤解・曲解があるので、基本コメントレスしない人ですが
自分の考えが誤って伝わってはいけないと思うのでレスしたいと思います。
>それは「オープンソースやフリーソフトへの批判」批判にも通じるものですが。
批判をしているつもりはありません。むしろ逆です。
オープンソースに例えますと、自分の言いたいことは
それらを制作したり配布する権利を
企業が適正ではない低価格または無償で買い取ったり、
そういった現場を支配しようとすることが
一番の問題となっていく、という意図で書いています。
新しいプログラマーが市場を育てないという意味です。
自分もmp3を無償配布しています。
しかしそれを他者からコントロールされるとすれば様々な条件が必要不可欠です。
無条件で渡すことは、無償で楽しんでいる方の
迷惑につながっていく可能性を秘めているからです。
なので有償配信を行う場合はもの凄く気を使っています。
>消費者でもあり提供者でもあるわけですが
最近プロシューマーという立場をとても重んじて考えています。
コメントを下さった時笠姫次郎さんも、
自分のブログの記事を読んで消費し、コメントという生産・提供をなさりました。
プロシューマーという立場をより理解して、
音楽という娯楽をどのように考えていくべきか、強く悩んでおります。
>貴方の主張はマナーというか雰囲気のレベルです。
基本的にマナーや雰囲気のことを言っているので、それで合っています。
自分は経済学を学んだわけても法学を学んだわけでもなく、
実際に娯楽産業の制作現場の末端中の末端の一人の声として
徒然の文章を書いているに過ぎません。
しかし、マナーが悪いことを指摘したり、正しいマナーを示したり、
そういうことが出来ない世の中であるから
不快な行為が蔓延してこのような社会を築き固めていると感じます。
だからマナーや雰囲気を主張しています。
市場の停滞は様々な面でマナーが足りない企業に対し、
顧客からの不信感を募らせた結果であると思っています。
ルール整備が必要なのはもちろんですが、まずは精神的で曖昧なものを
きちんと目で見える・肌で感じる形で固めていかなければならないと思っています。
>責任を取るべきなのは製品と、製品が及ぼす顧客への不利益に対してだけです。
音楽の産業にとって自分は「製品を作る人」や「製品」そのものなったりします。
その製品をどう扱うかという責任は、
残念ながら自分でコントロールするのが難しかったという現状がありました。
企業にコントロールしてもらうことしか許されなかったからです。
しかしVOCALOIDをはじめとするこのような方法では
自分で責任を被ることが出来ます。
顧客に対する不利益は自分が責任を持って返さねばなりません。
企業がリリースするCDとなるとこれが出来なくなる可能性があります。
それでは今までと変わりません。
それが出来る企業を、消費される立場として吟味してきたつもりです。
>不利益だからって他人の新鉱脈探しを邪魔してはいけない。
マナーや道徳として適当でない(ということが表に出ない)鉱脈探しを
正当化してはならないという意味で、
そういう探し方のマナー違反をわかりやすく示す、
もしくはマナーや道徳として筋の通った方法がどういった方法であるか
わかりやすく示さなければならないと思っています。
モラルのナイフをかざすようなことは出来ないので、
自分は「こっちの鉱脈の探し方、こっちの方が良くないっすか〜?」ってのを
少しずつ示すことしか出来ません。
自分は法で何かと戦おうなんてこれっぽっちも思っていません。
莫大な利益を得ようと思っているわけでもありません。
ひとつだけ希望があるとすれば、
クリエイターがクリエイターのやりたい事を素直に表現できる土壌作りを、
作り手と受け手と、それを仲介する人、全てが満足かつスムーズで、
そういう環境を力のある企業などが引っ張って築き上げてほしいということだけです。
それを、立場を明確にして、名前を出して、
責任を持った言葉や態度でちゃんと支持していきたいと思っているだけです。
最後に。
>それが素直な僕の感想です。
と、言ってくれるのは大変ありがたく、
少なくとも「Looking for」を受け入れて下さっていることに感謝します。
個人の感想は無限の個人が無限に持つことでしょうし。
しかし!
自分や自分の作品を支持している人も沢山見ているこのブログで
それを言っちゃぁおしまいよw
そそそを応援して下さっている方は
どうか絶対にコメントに対して攻撃等をしないようにお願いします。
悪気があって書いたことでもないだろうし、
自分自身にもハッとさせられる部分が多々ありました。
何より根本的な部分は自分の考えていることと類似している部分が多くあったので。
作品制作もまだまだ精進したいと思っています。
音楽屋さんとして何をすべきか、音楽家さんとどう共存出来るか、
自分が音楽家をしていい、すべき日は来るのか、、、
そのときが来たらまた耳に入ることもきっとあるでしょうから
ぜひ聴いてやってください。
そしてオレはドリ音Pさんじゃありませんw
これからもお手柔らかに宜しくお願いします_ノ乙(、ン、)_