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初音ミクさんって誰ですか?

ニコニコ動画やYouTubeで見かける初音ミクさんという歌手は一体どなたなのでしょうか?

たくさん曲があって凄い方だなあと思いました

よくわからないので詳細を教えてください

よろしくお願いします

質問日時: 2010/2/5 19:30:11



ベストアンサーに選ばれた回答

sososo291さん


…と、こんな始まり方をしてみたわけですが、ふと昼間思ったので記事を書きます。

我々はVOCALOIDをあまりに常識化していて
新しく興味を持つ人の障壁を
自分たちで作ってしまっているのではないかと。


作り手も聴き手も、関わった人たちのほとんどが、
このムーブメントとも呼べる流れを共に体感してきました。
初音ミクをはじめとするVOCALOIDを使うことで
どのようなことが出来て、どのようなことが起きるのか、肌身を持って。

しかし、今日初めて初音ミクやVOCALOIDに触れた人がいたとしたら、
あまりに膨大な情報、しきたり、文化、、、などなどがあって
わけがわからない内に、面倒になって敬遠してしまうと思いました。

そこで初めてこういうのに触れた人に、定期的とまではいかなくとも
少しでもナビゲーション的な役割を果たそうと思った次第であります。

以下、出来るだけ簡潔に(長くなりましたがw)、客観的に書いてみますので、
TOPページからいらっしゃった方はぜひ「続きを読む」をクリックしてみて下さい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


【初音ミクさんって誰ですか?】

「初音ミク」はパソコン用の音楽ソフトウェアです。
声優の藤田咲さんの声のデータベースを『VOCALOID』という技術に乗せて作られました。
メロディーと歌詞を入力するだけで手軽にパソコンに歌を唄ってもらうことが出来ます。

『VOCALOID』という技術を利用したソフトウェアは「初音ミク」だけではありません。
さまざまな『VOCALOID』たちがいるので、あなたの好きな歌声を探してみましょう。



【動画サイトにある作品は誰が作っているの?】

ニコニコ動画やYouTubeをはじめとする動画投稿サイトには
『VOCALOID』を用いて作られた作品がたくさんあります。
これらの音楽のほとんどが、『VOCALOID』のソフトウェアを使用しているユーザーそれぞれが
自分の手で制作し、『VOCALOID』に歌唱させたものです。
つまり、音楽の知識が少しあれば『VOCALOID』を使うことで、
誰でもバーチャルなボーカリストをプロデュース出来るということなのです。



【作品が多すぎて何を聴けばいいのかわかりません】

ブームの火付け役となった「初音ミク」は2007年8月に発売されました。
発売後、間もなくニコニコ動画を中心として「初音ミク」を用いた作品がアップされはじめ、
今日に至る約2年半に渡り、今も尚、
ユーザーが作る『VOCALOID』を用いたオリジナル曲・カヴァー曲がアップされ続けています。
今では万単位の作品がネットに溢れているため、どれを聴けば良いか迷ってしまいますね。

自分の好みに合った作品にたどり着くためには様々な方法があります。
しかし急にそれをやろうとしてもなかなか難しいという現状があります。
次項から順を追って説明してみます。



【VOCALOID作品に触れるために知っておくことはありますか?】

以下にこの項目に書くことは、決して強制ではありませんが、
ぜひ知っておいてもらいたい『VOCALOID』のこれまでの歴史です。
非常に簡単に、ひょっとしたら重要なことまで飛ばしてまとめていますが、
あくまでもこれからVOCALOIDを聴く方に向けた記事ですのでご理解頂ければと思います。


〜2007年〜

『VOCALOID』のブームを作り出した作品、「Ievan Polkka」が
「初音ミク」発売5日後にニコニコ動画に投稿されます。



ブーム以前からネット上の一部で有名だったフィンランド民謡を用いたパロディー作品の、
更にパロディーの作品にあたります。
「初音ミク」というソフトで何が出来るのか、ポテンシャルを示した作品でもあります。
この作品のブレイクにより、『VOCALOID』のムーブメントが始まりました。
「初音ミク」以前に発売された『VOCALOID』にも注目され、
「初音ミク」以降に発売された新たな『VOCALOID』も含めて今日まで広がり続けています。



存在感を決定付けた「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」。



この作品で「初音ミク」を知った人も多いでしょう。
JASRAC(日本音楽著作権協会)の管理楽曲となったことで、
「VOCALOID作品がネットで自由に公開出来なくなるのでは?」など
ネット上にさまざまな議論をもたらしたりしましたが、
そうした経緯も含めて、『VOCALOID』の作品や文化の礎になっています。



キャラクター性を排除し等身大の歌詞を乗せた「メルト」。



上に紹介した2作品はどちらかというとキャラクター性、即ち、
かわいいイラスト、「初音ミク」という名前、PCのソフトであるということなど、
それらを全面に出した作品で、他に発表されている作品も
そのような傾向が強かったのですが、
「メルト」という作品が発表されたことで、これまで少数派であった
キャラクター性を出さない楽曲が台頭してきます。
この流れが現在の主流になっていると言っても過言ではないでしょう。


2007年末には「初音ミク」と同じ『キャラクターボーカルシリーズ』である
「鏡音リン・レン」が発売されました。
このシリーズの発売元であるクリプトン・フューチャー・メディア株式会社は、
『VOCALOID』を用いた作品の派生やコラボレーションを
より簡潔にすることが出来るウェブサイト「ピアプロ」をこの時期に立ち上げています。



〜2008年〜

同人頒布イベント「THE VOC@LOiD M@STER」、通称ボーマスが
『VOCALOID』ファンの間で広がりを見せました。
『VOCALOID』作品の作者や、派生イラストを描くイラストレーターが一同に介し、
自主制作したCDや冊子などを自ら頒布する、
ファンと作者のコミュニケーションの場にもなっています。

またファンと作者というつながりだけでなく、ファンとファン、
作者と作者も結びつけるSNS(mixiのような交流サイト)、
ボーカロイドにゃっぽん」も広がりを見せました。
このSNSで連絡や近況が伝わるようになり、上記の頒布イベントなどの情報が
よりファン同士・作者同士に届くようになりました。


7月には歌手・Gacktさんの声のデータベースで作られた『VOCALOID』、
「がくっぽいど」が株式会社インターネットから発売されました。
人気歌手の声を『VOCALOID』として歌わせることが出来、
『VOCALOID』というソフトウェアをより身近に感じてもらえるようになりました。

既に知名度の高い歌手を『VOCALOID』というソフトウェアにすることで、
例えば「ダンシング・サムライ」のような
Gacktさんのアーティストイメージに留まらない作品を作れることも、
『VOCALOID』という技術の可能性のひとつとも言えるでしょう。





『VOCALOID』の作品は「同人」と呼ばれるアンダーグラウンドな文化に留まらず、
この年の8月には大手音楽レーベルであるビクターエンタテインメントから
アルバム「Re:Packaged」が発売されました。

Re:Package(初回限定盤)
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今でこそ当たり前に発売されている『VOCALOID』作品のCDですが、
さまざまな権利関係をクリアにし、このように発売されるまでの道筋を築いた
大きな意味を持った作品と言えます。


年末には、iTunes Storeなどでのネット販売を可能とする、
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社のレーベル
KarenT」が立ち上げらました。
KarenTから配信されている作品は今では1000曲を越え、
新たな『VOCALOID』の作品の流通手段として確立しています。

第1弾アーティストとしても参加しているトラボルタさんの作品
「ココロ」は「鏡音リン」の代表曲のひとつでもあります。





〜2009年〜

1月に『キャラクターボーカルシリーズ』第3弾「巡音ルカ」が発売されました。
これまでのデータベース制作のノウハウが活かされ、
日本語だけでなく英語の歌唱にも対応し、
より自由な作品作りが可能となりました。

キャラクター性や「ネタ」を全面に押し出した「ネタ曲」、
ストーリー性や等身大の歌詞を全面に押し出した笑いなしの「ガチ曲」が
より細分化されて聴かれるようになる中、
「巡音ルカ」を使用した楽曲のひとつである「ダブルラリアット」は
そのどちらとも言えない独特の世界観で大きな話題となりました。




3月には同人頒布で驚異的な頒布数を叩き出した作品「supercell」が
大手メジャーレーベルであるソニーミュージックから発売されました。

supercell (通常盤)
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近年のCDでも珍しいロングセラーとなり、
ほかの有名歌手と並んでこの年のゴールドディスクにノミネートされるなど、
『VOCALOID』の作品が多方面から注目を浴びることへの布石となりました。


また「鏡音リン・レン」に声を提供している声優・下田麻美さんが
「鏡音リン・レン」を用いて作られた楽曲をカヴァーし、
『VOCALOID』の楽曲作者と直接コラボレーションしてCDアルバムを制作するという
アマチュアやプロの垣根を大きく越えた新しい試みもなされました。

鏡音リン・レン カバーアルバム「Prism」
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この頃から『VOCALOID』のコンピレーションCD(様々な曲が収録されたCD)が
多く発売されるようになり、ネット上で注目を浴びた『VOCALOID』作品の出口として
メジャーレーベルからCDが発売される流れが一般的になっていきました。



CD以外でのメディア展開も大きくなり、
特にPSP用の音楽リズムゲーム「初音ミク-Project DIVA-」は
大ヒットを記録しました。

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収録されている楽曲のほとんどが、ネットの動画サイトなどで
生み出された楽曲であるというのも大きな特徴です。


このように『VOCALOID』作品は発表するメディアの形態や流通の方法が
より多様化されていくようになりました。


株式会社インターネットからは歌手・中島愛さんの声をデータベースとした「GUMI(めぐっぽいど)」、
株式会社AHSからは歌手・フルカワミキさんの声をデータベースとした「miki」など、
国内外問わず、特徴ある新たな『VOCALOID』が多数発売され、
作者の選択肢、また聴き手の選択肢がより増えることとなりました。



【聴き手はどのようにVOCALOIDに触れれば良いですか?】

まず理解してほしいことは『VOCALOID』は作者によって
作品の傾向が異なるということです。
つまり、好きな『VOCALOID』作品作者、俗に言う「P(プロデューサーの意味)」を
見つけることが、好きな作品に辿りつける最良の手段であると自分は考えています。

「P」の中には作品を発表すれば注目を浴びる「有名P」と呼ばれる人々や、
優れた楽曲をアップしても注目をなかなか集められない「無名P」
「底辺P」などと呼ばれる人々がいます。
しかし、そこに聴き手として差をつける必要は全くなく、
最終的には、再生数などの数字にこだわりなく、
自分の好みに合った作品を作る「P」をぜひ見つけてほしいと思います。

もちろんその最初の一歩として、発売されているコンピレーションCDや
ニコニコ動画にアップされているランキング動画、
またVOCALOID殿堂入りタグを追うのも良いでしょう。
これらに該当する作品は何かしら人を惹きつける要素があったからこそ、
多くの人の支持を集めたはずで、それは紛れもない事実です。

そして『VOCALOID』の作品にはいろいろなタグが付いています。
ジャンル分けするタグ、映像作品として優れていることを示すタグ、様々に。
それらを追って行くことで、更に自分の好みの作品を深めることが出来るでしょう。

好みの作品の作者をTwitterでフォローしたり、ブログを購読したり、
作者は作品を一生懸命に作っていますので、ぜひ応援してあげてください。



【作り手はどのようにVOCALOIDに触れれば良いですか?】

作り手と一言で言っても『VOCALOID』の文化には様々な作り手が混在します。
音楽を作る人、イラストを作る人、動画を作る人、、、
或いは情報サイトを作る人、ファンサイトを作る人、ランキングを作る人、、、
作品を自らの声で歌唱する人、更に発展させた作品を作る人、、、
より大掛かりなものとなると「MikuMikuDance」と言った3Dムービー作成支援ソフトなどを
作った方もいらっしゃいます。
(そのソフト用の素材を作る人、ソフトを使って動画を作る人も…)

ほかにも本当に無数の作り手がいて、広がりを見せ、
逆に言えばそういった人たち一人一人の行動によって
『VOCALOID』の文化は成り立っています。


まずは自分の出来る範囲でそういった文化に触れてみてはいかがでしょうか?
例えば気に入った作品を自身のTwitterやブログで紹介することも、
文化に参加する、一緒に作る行動のひとつとなります。

そうした中で音楽に興味を持てば自然と音楽を作りたくなるでしょうし、
イラストに興味を持てばイラストを描きたくなるでしょう。
背伸びせず、自分の興味のおもむくままで良いと思います。



【気を付けなければならないことはありますか?】

それぞれソフトウェアを発売しているメーカーの規約を守り、
作品制作に携わった人へのリスペクトを忘れなければ、
大きなトラブルには絶対になりません。
ネットに沢山あふれる『VOCALOID』作品ひとつひとつが、
その作者が精魂込めて作った大切な作品であるということを、
ぜひ忘れないであげてください。



【VOCALOIDはこれからどうなりますか?】

正直、わかりません。

ただひとつ言えるのは、何かを皆で「作る」という大きな文化が始まった
ひとつのきっかけであることは確かであると思っています。
そういった文化を、これからも『VOCALOID』が牽引するのか、
それとも別の何かに移り変わっていくのか、想像もつきません。
現在でも既に直接『VOCALOID』の作品ではないけれど、
同じ流れを汲む隣り合った創作の文化が沢山あります。

ぜひ、このような創作の文化が存在することを、
立場も国も関係なく皆で支え合って、向き合って作っているということを、
知ってほしいと思います。

そういったことを知った上で『VOCALOID』の作品に触れると、
これまでとは全く違った印象を持つことになるでしょう。



長くなりましたが、「初音ミク」はこんなバックグラウンドを持った、
バーチャルシンガーです。
様々な人の手によって大きく成長してきました。

ぜひ気軽な気持ちで「初音ミク」をはじめとする
『VOCALOID』の作品を楽しんでみてください!



(2010年2月5日23時20分頃 一部加筆修正)
(2010年2月6日00時50分頃 一部再修正)


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コメント
とても勉強になりました。今まで単なるソフトとして触れていたボーカロイドが、大きな世界を内包し、さらに広がっていく可能性のあるものだということを認識しました。ピアプロの「EXIT」、本当に先見の明のあるプロジェクトでしたね。
Posted by maroki at 2010年02月06日 22:58

>決して強制ではありませんが
この部分、強制ではなく『必須』の方がいいような気がします。

>キャラクター性を排除し等身大の歌詞を乗せた「メルト」。
メルトの下りはちょっと美化されすぎかと思いますww
(代表的なものでわかり易く説明するための選択ならいいかとは思いますが)

個人的な感想としてはそもそも説明が長いという状況が問題なんだろうなと思いました。

うまく説明出来てないのではなくて、説明するべき事柄が多い?
初音ミク「そのもの」をカテゴライズするべき時期なのかもしれません。
クリエイターにならない聞くだけの人には、『「初音ミク」はパソコン用の音楽ソフトウェアです。』この一文そのものが全く必要ないもので、異なる『初音ミクさんとは〜です』が必要なのではないかと思いました。
まあでもそこはクリプトンさんのお仕事なので(だって自分たちで初音ミクをコントロールする道を選んだのですし)ガンバッテ欲しい所です。

深夜の音楽番組の街頭インタビュー企画で
「貴方の携帯電話、誰の曲入ってますか?」
「初音ミクです」
そんな時代が来ることを真面目に信じて、活動しています。
Posted by 広告系社会人 at 2010年02月07日 07:46

 おじゃまします。
悔しい話ですが「声優」の文字を見て全体をバカにし、せっかくの記事を読まない方もいると思います。
最後の資料として収録者一覧を用意するのはどうでしょうか?
 又、VOCALOIDはコネクションを持たない方々に対するボーカルの代用品のはずがパートナーになり、
聞き手には発表者の熱意・技術を測る基準点になったと考えているのですが、どうでしょう?
Posted by hirohi at 2010年02月07日 09:45

初めまして。

>我々はVOCALOIDをあまりに常識化していて
>新しく興味を持つ人の障壁を
>自分たちで作ってしまっているのではないかと。
これは痛感しました。私はVOCALOID、とりわけ初音ミクが大好きなのですが、文化やしきたりなどで排他的な組織になってしまうのはとても辛いです。
「初音ミク」というキャラクタで一括りにして、その先の作品を見てもらえなければ、クリエイターとしても辛い心境だと思います。
作り上げた文化に付け加えていくというのもいいですが、たまにはぶっ壊すくらいの勢いが欲しいです。

コメント、というより持論を展開する形になりましたね・・・;
それでは、これで失礼します。
Posted by Origin[JP] at 2010年02月12日 18:10

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