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2010年3月24日にキングレコード×クリエイティブランからメジャー流通で発売される
11人のクリエイターが集結したVOCALOIDのコンピレーションアルバム、
『VL-SCRAMBLE』に自分も参加させて頂きました。

VL-SCRAMBLE
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今まで商業系のVOCALOID作品には、クリプトン社が運営するKarenT以外は参加しておらず、
同人でリリースするCDの規模も比較的小さいものでした。

なぜそうであったかというと、先日ASCII.jpでのインタビューで答えた通り
「個人」がビジネスモデルを個々で作り合って潰し合ってしまうのは
いろいろと先へとつながりにくいことではないかという考えがあることがひとつ。
より良いサービスへの取り組み、切磋琢磨があったとしても
イベント会場の外側へ向けていくのは個人ではなかなか難しい状況。

そうなると同じことを同じような方法で表現しても理解してくれる、
個人を尊重してくれる企業やレーベルの力が必要になってきます。

自分の感覚だと、そのひとつは現状では間違いなくKarenTで、
企業を通すことで生まれてくる「負の面」がもっと小さく済んでいる
(契約の煩わしさ、管理、キャラクターの権利などなど)
個人活動と同等の感覚で、非常にスムーズに商業展開してもらえるレーベルだと思っています。

そしてそれと同等かそれ以上に、クリエイターの視点で様々なことを考えて
個人では不可能な範囲の活動をサポートしてくれるレーベルが
「VL-SCRAMBLE」のクリエイティブラン社であると感じています。

このVL-SCRAMBLEというコンピレーションCDで自分は、
クリエイターが企画を立ち上げ始めるところから
流れのほとんど全てを比較的近くで見て来ました。

まず商業展開のCDでクリエイター(含む演者・アーティスト)が
企画を立ち上げるということ自体がなかなか有り得ないことなのです。
力を持った人ならばまだしも、無名のクリエイターたちが
おいそれと会社に企画を持ち込んで、それが商品になることは一般的にはありません。

しかし、クリエイターの考えをクリエイター目線で考えて、
可能な範囲で実現へと動いてくれるのがこのクリエイティブランというレーベルです。
だからこそ、権利関係に気を使わない、ネットらしい自由な支援も行えるのです。

大手レコード会社であるキングレコードや
キャラクター権利元であるクリプトン社とも、対等に向き合って
我々のような立場の人間の言葉を伝えられたのもこのレーベルがあってこそです。


「VL-SCRAMBLE」はCDの隅々まで、
本当に参加クリエイターや支援クリエイターの皆で考えて形にしました。

トップダウンで「あの曲を入れさせてくれ」「こういう絵を描いてくれ」と言われるのではなく、
ボトムアップで「こんな曲がいい」「こんなブックレットがいい」と
意見を上げて行きました。


作り方は極めて同人的ではあるけれど、完全にメジャー流通であり、
協力して下さった企業様の顔に泥を塗ってしまわぬよう、
出来ることを一生懸命やりたい次第です。

この作品そのものが正解とはまだまだ言えかもしれないけれど、
この方法が正解たどり着くための道のひとつであると確信しています。

自分たちの作品表現をダイレクトに伝え、
個人レベルでは不可能なプロモーションや展開を行ってくれる企業の力を借り、
作り手から受け手の間、途中にどうしても入り込んでしまうであろう不純物を
出来るだけ少なくなるようにするひとつの方法。

この方法こそが、娯楽産業が進まなければならない方向のひとつだと思っています。

それを自分は支援したいと思いました。




「産業」ということは、金銭が動くということです。
自分の作品を無価値であるとは考えていません。
ただ適正な価格は自分自身ではわかりません。
しかし安すぎてはいけないのです。絶対に。

デフレ化を生み出してしまうからです。

究極を言ってしまえば、高価なものを無償で配ってしまっては
経済が破綻してしまうということです。
それは我々に跳ね返ってきて、生活が苦しめられていくことにつながります。

価値あるものを作っても「あの人はゼロ円だからあなたもゼロ円で」と
それを常識化しては絶対にいけません。
趣味で作った野菜を、日本中で大規模展開して無償で配布したら
それを本業として生活を工面している農家や卸売業者や八百屋さんが全滅してしまいます。
趣味で野菜を作ったあなたに、その農家や卸売業者や八百屋さんが被っていた責任を
すべて代わりに被る力を持っているのでしょうか。


企業は企業としての責任を持って、自分(たちの作品)を査定し、
正しく適正に評価すべきです。
そして正しくコントロールし、供給過多・不足など、
さまざまなバランスをしっかり取るべきです。



いつも言っていることですが、自分はアーティスト(芸術家)ではありません。
芸術的感性などほとんど持ち合わせていないでしょう。
例え持っていたとしても表に出すことは今後もほとんどないでしょう。

音楽家ではなく、音楽屋なのです。


その音楽屋さんとしてのあるべき方向を、
音楽家さんとうまく共存して受け手に受け入れられてもらえる方法を、
少しずつでも自分なりに探し続けます。
少しでも自分の感覚に近いものを支援してみたいと思います。


その答えを「VL-SCRAMBLE」というCDの企画の中に見出すことが出来ました。
CD全体を聴いて頂ければその空気を感じ取ってもらえると思います。


どうか店頭で手に取ってみたり、ネットで試聴してみたり、してみてください。
VOCALOIDに興味がなくとも、
クリエイター・アーティストとレーベルとの新しい関係に興味を持ってくれたなら
どうかどうか、ぜひぜひ、耳を傾けてみてください。


どうぞ宜しくお願い致します。


VL-SCRAMBLE
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コメント
はじめまして。
今回初めてお邪魔して、最初にこの記事を見ました。
自分は情報系の大学出身で、それにちなんで3点ほど言いたいことがあります。
ちょっと長いので、分割して連続投稿することをお許しください。
最初に断っておくと、自分は芸術家でも企業家でもなく、
単なる科学者(広く知ろうとする者)という立場です。
いうなれば現場を知らない生意気小僧ですので、気分を害したなら非礼を詫びます。

まず1点目。
音楽家ではなく音楽屋。なるほど、などと納得しました。
確かに、貴方の作品は心地が良いけれど訴えるものが少ないと思います。
故にヒットすれども一過性で、何度も聞こうとか末永く付き合おうとは思わない。
いきなり失礼な言い方だとは思いますが、それが素直な僕の感想です。
まだ全部聴いたわけではありませんけど全体的にそういう傾向が見られます。
ただ、再生数が示している通り僕も「Looking for」だけは好きです。
それでもそんなに他人に勧めたくなるほどではありませんが
(口だけ達者の辛口評価でスミマセン)。
Posted by 時笠姫次郎 at 2010年03月22日 22:20

それで、2点目。
話の主軸たる娯楽産業の話ですが。
非常に面白いです。筋が通っています。
しかし疑問というか反論というか、腑に落ちない部分があります。
それは「オープンソースやフリーソフトへの批判」批判にも通じるものですが。
価値のあるものに価値を払うべきと言うのは消費者であって、提供者が言うべきではない。
勿論、貴方は企業を代表しているわけでなく個人ですから、消費者でもあり提供者でもあるわけですが。
力の有る者や組織が製品を押し付けて金を寄越せと脅す姿は、歴史的に忌むべき様相です。
ちょっと大げさですけど。
それと分かっていらっしゃるかもしれませんけど。
その点を踏まえて次の話に移ります。

3点目。

その前に言っておかねばなりません。
企業は市場に対して責任を取りません。取る必要もありません。
責任を取るべきなのは製品と、製品が及ぼす顧客への不利益に対してだけです。
これは法律を破らないとかいう企業倫理や技術者倫理とは、少し意味合いが違います。
言いたいことは分かりますけど、貴方の主張はマナーというか雰囲気のレベルです。
悪い意味ではなあなあです。市場停滞の原因で逆に悪です。
Posted by 時笠姫次郎 at 2010年03月22日 22:33

それで本題の3点目。
タダで製品を配るということについてですが。
これは僕としては有りだと考えています。
自滅しないことが前提ならば、もっと言うなら無料配布で何らかの利益が得られるならば。
更に突っ込めば、自滅しても誰かに利益があるならば、やる価値はあると思います。
例えば周囲が全滅したことで、誰かに生まれる利益もあると思います。
それこそ企業戦略の一つでしょう。
たとえそれで大不況を招こうとも、ビジネス自体を抑制するのは法律の仕事です。
発展や進歩というのは破壊的な技術やビジネス展開の先にあるものだと僕は信じています。
確かに既存のビジネスは死ぬでしょうが、芸術家達の未来はその先にあるのかもしれないのです。
技術の進歩や文化の発展は、ビジネスのチャンスたる新しい土壌も生むことでしょう。
結局は、ビジネスというのは有形無形の資源を消費して利益に転換する所業なのです。
鉱脈を掘りつくすだけならまだしも、不利益だからって他人の新鉱脈探しを邪魔してはいけない。
しかも法律で許されているのに、モラルのナイフを突きつけるのはおかしな話です。

ただし、自爆テロややけくそ的に自暴自棄な無料配布は僕も反対です。
それこそ無意味だし、彼の自殺の背中を押すようなものです。
そんなの誰も望んでないから駄目に決まってます。

貴方の発言の意図は恐らく後者がその前提でしょう。
しかし前者とは一緒くたに考えないでほしい。それが3点目です。
音楽屋である貴方は理解したくない考えかもしれませんけど……
Posted by 時笠姫次郎 at 2010年03月22日 22:45

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